エストニアのタリンに来ている。
城壁の中に入ると街全体がミニチュアの模型のように見える。

何百年もの靴音を吸い込んできたようなでこぼこした石の道が、迷路のように旧市街を編んでいる。


レコード屋も何軒かあったのでのぞいてみた。
どこもロックが充実している。

城壁の踊り場で、弾き語りをしている人がいた。ヨーロッパのフォークロック特有の鼻にかかった独特な発声。シャウトしているわけでもないのに、その声は不思議と遠くまで届く。ガットギターを軽くストロークしながら、声とのバランスを絶妙に保っていた。

ベルリンもヘルシンキもタリンも、自転車が日常の足として根付いている街だ。写真の一台にはクラシックな佇まいがあるけれど、街でよく見かけるのはロードバイクとマウンテンバイクのちょうど中間のようなタイプ。しっかりとした泥除けが必ずついていて、フレームは重厚感があり、いかにも実用一辺倒という雰囲気。ああいう自転車、日本ではあまり見かけないんだよなあ。欲しいけど。

