最近、休みの日はスタジオに個人練習に行くことが多い。
マーシャルもジャズコーも苦手なのでデラックスリバーブとかツインリバーブを借りられるスタジオに限る。
ツインリバーブで大きな音を出して、一つのテーマに絞った練習をしていると3時間くらいあっという間だ。
地味な過ごし方だが個人的にはとても楽しい有意義な時間の使い方だ。

話は変わるが、
ギターアンプから火を吹いたことがある。
熱いプレイをしたとかそういう例え話ではない。
それは、とても大事にしていた自分のアンプで、Mesa Boogie 50 Caliber という小さめのコンボアンプだった。
外装は綺麗な木目でスピーカーネットは丁寧な竹編みでできていて見た目もカッコよくて気に入っていた。
ここまで話しておいてなんだが、先に言っておくと、
そのアンプが練習中にいきなり燃えたというだけで、特に物語はない。
いつものように自由が丘のノアに入ってバンドでジャムっていたら他のメンバーが皆で目を丸くして僕の後ろを見ているので、なんだ?と思って振り返ってみるとアンプから煙が出ていた。
その5秒後くらいに “ボッ!”という音ともにスピーカーから火が上がった。
そして竹で編まれていたスピーカーネットの部分に火が移り、あまりの出来事に呆然と立ち尽くす僕の前でアンプ全体が火に包まれた。
警報器が鳴り響く中僕のアンプは思い立ったメンバーに床に蹴り倒され誰かが持ってきた消化器で鎮火された。
バケツで水もかけられた。
アンプは無惨だった。メンバーが僕の顔をじっと見ていた。
アンプはダメになってしまったが、他に燃え移らず大事に至らずに済んで安心したこともあり、
とりあえず、なんだか、笑い飛ばすしかなかったので笑った。
皆、緊張状態から解放されて爆笑していた。
その後、僕は火を吹くギターを弾く男としてしばらく話題をさらったがすぐにその話も忘れられた。
アンプは購入した楽器店に持って行き事情を話したら新品交換してくれた。
その時期、気味が悪いくらい機材が壊れた。
MTRやらエフェクターやら、スタジオでも何故か音が出ないとか、ライブでも僕のギターだけ消えないノイズが乗ったりした。
僕は電化製品と相性が悪い原始人だという疑いが周囲から発生し、シャーマンを名乗る男にも「君は電化製品が壊れるタイプの人間だ」と太鼓判を押された。意味はわからなかったが、、。
最近アーシングの話を聞いて、この頃のことを思い出した。
素足で地面に触れて身体に溜まった電気を放電するというアレだ。
現代人はさまざまな電磁波に常にさらされているので体に電気が溜まってしまっているのだという。
考えてみたらあの頃の僕は身体に余計な電気が溜まりまくっていたのかもしれない。
ギターを弾いていると弦で軽く感電することがあった。
あの頃はエレキギターなんだからそういうもんだと考えていたが、普通はそんなことはない。
あの頃の家の電源がおかしかったのかもしれない。
先日ドライブに出た時に海に足をつけてアーシングしてみた。
なんとなく調子が良くなった気がしたけど、海に行けば誰だって気分が良くなる気もする。
